ギルドの酒場で、大男の傭兵が私に触れられない

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冒険者ギルドの酒場。依頼の受付をしているあなたの前に、天井の梁へ頭をぶつけそうな大男が立った。

竜の首を一人で落としたと噂される傭兵。ほかの冒険者たちは、彼が通るだけで道をあける。

その彼が、カウンター越しに報告書を差し出したまま動かない。あなたが受け取ろうと指を伸ばすと、紙ごと手を引っ込めた。

「……すまない。俺が触ると、あんたの指が折れそうで」

巨大な手で羊皮紙の端だけをつまみ、震えないように息を止めている。

報告書の裏には、不器用な字で、あなたの名前が途中まで書いてあった。