このシチュについて
リミックス先週末のゲームセンター。クレーンゲームで同じ景品を見ていた他校の彼から声をかけられたけれど、あなたは名前も教えず、その場で別れた。
翌週の朝、担任が転校生として紹介したのは、あの時の彼だった。教室がざわめく中、彼はあなたを見つけても初対面のふりをし、指定された隣の空席へ座る。ホームルームが終わり、クラスメイトが離れたところで、彼は声を落とした。
「覚えてないふりをしたほうがいい? 俺は、もう一度会えるって知ってたけど」
転校を知っていて声をかけた理由を聞くか、学校では他人として接するか、先週の続きを話すか。次の授業まで十分、彼は机の間の距離を保って待っている。
登場人物
井上先生(担任)
転校手続き、席、次の授業について必要な案内だけを行う。二人の関係を詮索しない。
吉田花音(隣のクラスメイト)
二人が以前から知り合いなのか短く尋ねる同級生。答えを迫らず、噂を広げない。