偶然の出会いシチュ: 34件
偶然の出会いのシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 34件のシチュから選べます。
空港ホテルで、欠航明けの始発便までだけ恋人になる
あなたは、出張帰りの会社員。台風で最終便が欠航になり、空港近くのホテルに足止めされた。
ロビーの振替カウンターで、一時間並んだ。すぐ後ろにいた男の人が、待ち時間に缶コーヒーを一本くれた。
そのまま、ホテルのバーで並んで座っている。名前も、仕事も、まだ聞いていない。
窓の外は、横殴りの雨。
彼はグラスの氷を鳴らして、搭乗券の控えを指でつついた。あなたと同じ、始発の六時十分。
「明日の朝になったら、別々の席で、別々の街に帰る」
「だから……六時十分まで、恋人ってことにしない?」
冗談みたいな口調なのに、目は笑っていない。
バーテンダーが、ラストオーダーを告げに来た。
駅前の路上ライブで、毎晩聴く歌い手に呼び止められる
あなたは、毎晩残業帰りに駅前を通る会社員。いつからか、ロータリーの隅で歌っている男の前で足を止めるようになった。
客はたいてい、あなた一人。名前も知らないまま、もう三か月が経つ。雨の日でも、彼はあなたが来るまでギターケースを開けない。
今夜、最後の曲が終わったところで、彼がギターケースを閉じずに顔を上げた。
「いつもありがとう。……明日、ここでやるの最後なんだ。来月から、バンドで上京することになって」
そう言って、彼はもう一度ギターを構え直す。
「最後に一曲、リクエストして。あなたのためだけに歌う」
終電まで、あと四十分。
山道の無人販売所で、代金箱の文通相手と鉢合わせる
あなたは、地方の支店に転勤して半年の会社員。毎週土曜、峠道の途中にある野菜の無人販売所に寄るのが楽しみになった。
トマトもキュウリも、驚くほどおいしい。三か月前、代金と一緒に「とてもおいしかったです」とメモを入れた。翌週、値札の裏に、太い鉛筆で返事があった。
『ありがと。来週はトウモロコシ』
それから毎週、代金箱ごしのやりとりが続いている。先週は、少し調子に乗って書いた。
『このトマトを作った人と、結婚したいです』
今朝、販売所に車を停めると、棚の前に軽トラが止まっていた。麦わら帽子の男の人が、トマトの箱を並べている。思っていたよりずっと若くて、ずっと背が高い。
彼は、あなたの手の中のいつもの花柄のメモ用紙を見て、手を止めた。首のタオルで顔を拭いて、作業着のポケットから、先週のメモを出す。
「……これ書いたの、あんた?」
日に焼けた耳が、赤い。
「本気なら、畑、見に来る?」
深夜のアパートで、隣の彼が同じアニメに号泣している
あなたは、一人暮らしのアパートに住む会社員。毎週木曜の深夜一時、隣の部屋からアニメの音が聞こえてくる。
今夜は特にひどい。壁越しに、男の人の声で「うわああ」「そこで!?」「無理……」と悲鳴まで聞こえる。
寝間着の上にカーディガンを羽織って、隣のチャイムを押した。
出てきたのは、目を真っ赤にした眼鏡の男の人。手にはタオル。背後のテレビには、あなたも毎週こっそり観ている作品のエンディングが流れていた。
「す、すみません! 音、うるさかったですよね……!」
平謝りしたあと、彼は涙声のまま、どうしても我慢できないというふうに続けた。
「……あの、いや、関係ないんですけど。今週の、観ました? 観てないなら、ネタバレしないように黙ってるんで……」
来週は、最終回だ。
80+
連続
毎朝7時42分、同じ車両の同じドアの彼と。名前も知らないまま、季節が一周する
十月の月曜。7時42分発、四両目のいちばん後ろのドア。
満員の車内で押されたとき、つり革の彼が腕でそっと隙間を作ってくれた。
「……大丈夫ですか」
それから毎朝、同じドアに彼がいる。同じ駅で乗って、私より二つ先で降りる人。名前も、仕事も知らない。
同じ本の続き。改札で渡された傘。落とした定期入れ。雪で止まった朝の駅前カフェ。彼がいない三日間。バレンタインの紙袋。三月に聞こえてしまった『四月から、時間が変わるかもしれない』。
一年後の十月、7時42分のドアに、彼はまだいるだろうか。全20場面の連続シチュエーション。
毎晩届く「Q:あなたの運命の人は?」。選択肢の一人が隣に越してきた
一週間前から、毎晩0時にスマホへ届く謎のメッセージ。
『Q:あなたの運命の恋人は、誰ですか?』
選択肢は四つ。知らない男性の名前ばかり。
無視していたら、今夜のメッセージにはこう書いてあった。
『回答期限まで、あと七日。選ばなかった場合、あなたの運命は誰とも結ばれません』
そのとき、インターホンが鳴った。
「隣に越してきました。……あの、変なこと聞いてもいいですか」
引っ越しの挨拶の箱を持った彼は、自分のスマホの画面をあなたに向けた。
同じメッセージ。選択肢の中に、あなたの名前があった。
バンドをクビになったドラマーの私に、天才の彼が『俺の音で叩け』
「女のドラムはいらない」。そう言われて、今日、バンドをクビになった。
閉店間際の楽器店、試し打ちのスペースで、悔しさをぶつけるように叩いていたら、誰かが拍手した。
振り向くと、ライブハウスで何度も見た、天才と呼ばれる音楽家の彼がいた。
「探してた音だ。……俺の新しいバンドで、俺の音で叩け」
盗まれた母の手紙を、知らない青年が北の町まで届けに来た
北の小さな町。育ての親の家で、言われるまま、年の離れた男との結婚を決められかけている。
唯一の宝物は、亡くなった母が遺した手紙。その手紙が入った鞄を、町に来た旅行者に盗まれた。
——三日後。古い軽トラックで、知らない青年が玄関の前に立っていた。
「これ、あんたのだろ。東京で拾った」
封筒は少し折れ曲がっていた。中身は、たぶん読まれていない。
家の奥から、養父の怒鳴り声が聞こえる。
青年は、裸足で出てきたあなたと、家の中を、ちらりと見比べた。
「……俺、これから東京に戻るけど」
車いすの司書の私に、人気美容師が『髪、切らせて』
車いすで暮らすようになって、もう十年になる。
区立図書館の司書の仕事は好きだ。ただ、外の世界に期待するのは、だいぶ前にやめた。
閉館間際のカウンターに、雑誌でよく見る顔の男が本を返しに来た。予約の取れないことで有名な、人気美容師。
延滞を注意すると、彼は悪びれもせずに笑って、カウンター越しにあなたの髪をじっと見る。
「その髪、誰が切ってんの? ……もったいない」
名刺の裏に、ペンで書き込まれた日時。
「次の定休日。俺に切らせて。うちの店、段差ないから」
新郎に逃げられた花嫁、年下ピアニストの部屋に転がり込む
白いドレスのまま、教会で二時間待った。
新郎は、来なかった。
ドレスの裾をからげて、彼の部屋へ乗り込む。扉を開けたのは、寝ぐせのついた見知らぬ年下の男だった。
「……あいつなら、昨日の夜、荷物まとめて出ていきましたけど」
部屋の真ん中には、古いグランドピアノ。
住んでいた部屋は、新居のために引き払ってしまった。財布の中身は、三千円。
「……とりあえず、上がります? コーヒーくらいなら、出せるんで」
彼はぎこちなく笑って、ピアノの上に散らばった楽譜を片づけ始めた。
夜の駅前で歌う私の前に、毎朝窓から見ていた彼が立ち止まった
あなたは十八歳。太陽の光に当たれない病気で、昼間は遮光カーテンを閉めた部屋で眠り、夜だけ外へ出る。
夜明け前、カーテンの隙間から、サーフボードを抱えて海へ向かう男の子を眺める。それが、毎日のひそかな楽しみだった。
今夜も駅前のロータリーで、ギター一本で歌う。足を止める人は、ほとんどいない。
一曲終えて顔を上げると、目の前に彼がいた。窓越しにしか見たことのない、あの彼が。
「……今の曲、誰の? すげえ良かった」
心臓が跳ねる。そのとき、腕時計のアラームが震えた。
日の出まで、あと五十分。今すぐ走って帰らなければ、間に合わない。
40+
終電後のホームで、来年の今日も会う約束をする
終電を逃した夜。無人駅のホームのベンチには、あなたと、同じく乗り遅れた見知らぬ男だけ。
始発まで四時間。缶コーヒーを分けたのをきっかけに、仕事のこと、言えなかった夢のこと、誰にも話していないことまで話してしまった。
空が白みはじめたころ、彼はスマホを取り出しかけて、やめた。
「連絡先は、聞かないでおく」
「……え?」
「そのかわり、来年の今日も、ここで。終電のあとに」
この約束が、一年後も続いているかはわからない。
※会話の途中で「一年後」「三年後」などと書くと、その年の約束の夜から再開できます。
70+
異国のライブハウスで、刺青の歌い手が私だけを見ていた
家族から逃げるように、あなたは一人で海を渡った。
言葉もうまく通じない街の、小さなライブハウス。
全身に落書きのような刺青を入れた男が、荒々しい歌で客席を熱狂させていた。
ステージが終わって、裏口で煙草をくわえていた彼が、あなたに気づく。
「さっき、ずっと泣きそうな顔で聴いてたろ」
淡い青の瞳が、思ったよりずっと優しかった。
「……送ってく。この辺、夜は危ないから」
50+
眠れない夜の公園で、吸血鬼の彼が『今夜は、惚れさせる』
眠れない夜、ひとりで歩いていた深夜二時の公園。ブランコに座っていた彼が、あなたを見て笑った。
「夜ふかしは楽しいよ。……ねえ、俺、吸血鬼なんだ」
冗談だと思ったのに、街灯の下で唇から覗いたのは、確かに牙。
「でも、惚れてない子の血はまずいんだよね。だから今夜は、惚れさせる」
彼はあなたの手を取り、誰もいない夜の街へ連れ出す。
「夜明けまでに、君が俺に吸ってほしくなったら、俺の勝ち」
遊園地の着ぐるみの中から、片思いの彼の声で名前を呼ばれる
一人で訪れた遊園地。ベンチでアイスを食べていると、ふわふわのウサギの着ぐるみが近づいてきた。
風船を一つ差し出されて受け取ると、着ぐるみの中から、聞き覚えのある声がした。
「……え、なんでいるの」
その声は、大学で片思いしている先輩のものだった。
着ぐるみは慌てて口元を押さえる仕草をする。キャラクターは喋ってはいけない決まりなのだ。
周りに子供たちが集まり始める。着ぐるみの彼は、子供たちに手を振りながら、あなたの手のひらに指で文字を書いた。
『休憩、十五時。裏のベンチで待ってて』
お化け屋敷の脅かし役が、暗闇で私だけ脅かさずに手を握る
友達に置いていかれ、一人でお化け屋敷に入ることになった。
真っ暗な廊下。悲鳴と物音が響く中、足がすくんで動けなくなる。
そのとき、壁の陰から白い着物の人影が現れた。思わず目を閉じる。
けれど、いつまでたっても脅かされない。代わりに、震える手を誰かがそっと握った。
「……大丈夫。出口まで連れていくから」
小声で囁いたのは、メイクで顔を白く塗った脅かし役の青年だった。
「本当はこういうの禁止なんだけど。……あんまり怖がってるから」
二次会で、新郎の友人たちが『あいつがあんな顔するの初めて見た』
大学時代の友人の結婚式、二次会のレストラン。あなたは新婦側の友人として、隅の席でグラスを傾けていた。
隣に座ったのは、新郎の親友だという彼。無口で、乾杯のあとも誰とも話さずにいた人だ。
あなたが落としたハンカチを拾った彼が、なぜか少しだけ耳を赤くして差し出す。
少し離れたテーブルで、新郎の友人たちがざわついた。
「おい、あいつ自分から女の子に話しかけてる」「あんな顔するの初めて見たぞ」
彼は聞こえないふりをして、あなたのグラスが空いていることに気づいた。
「……次、何か飲みますか」
ガラス工房の体験教室で、ぶっきらぼうな職人が後ろから吹き竿を一緒に持つ
友人に誘われて申し込んだ、海辺の町のガラス工房の体験教室。けれど当日、友人は急な熱で来られず、あなたは一人で工房に立っていた。
千度を超える炉の熱。指導役は、首にタオルを巻いた、愛想のない職人の青年だ。
「一人か。……なら、ちょうどいい。危ないから、俺が後ろから持つ」
言うが早いか、彼はあなたの背後に回り込み、吹き竿を握るあなたの手の上から、自分の手を重ねた。
「ゆっくり回せ。息は細く、長く。――そう、上手い」
耳元の声は、炉の熱より熱かった。
朝の公園で、うちの柴犬が離れないせいで、名前も知らない彼と毎朝並ぶ
毎朝七時、あなたは柴犬の散歩で近所の公園を一周する。最近の困りごとは、うちの子が大きな黒いラブラドールに一目惚れしてしまったことだ。
ラブラドールを連れているのは、いつもスーツに着替える前のラフな格好をした男性。犬同士がじゃれ合う十分間、あなたたちは自然と同じベンチに並ぶようになった。
犬の名前は知っている。好きなおやつも、苦手な季節も。けれど、飼い主の名前はまだ知らない。
今朝、彼がベンチで言った。
「来週から、転勤でこの公園に来られなくなるんです。……その前に、ちゃんと名前を聞いてもいいですか」
取材後のプールサイドで、金メダリストが連絡先を聞く
金メダル獲得から一週間。スポーツ誌の新人記者のあなたは、練習後のプールサイドで、ようやく単独インタビューを終えた。
レコーダーを止めた瞬間、濡れた髪のまま彼が身を乗り出す。
「質問、こっちからも一個いい?」
受け答えが真面目すぎると評判の彼が、タオルを首にかけたまま、なぜか耳まで赤い。
「連絡先。……あ、取材用じゃなくて、個人の」
「断られたら、明日の練習でベスト出せないかもしれないけど」
婚活アプリの初デートのカフェに、隣の部屋の彼が来た
婚活アプリで三週間やりとりした相手と、初めて会う日曜日。待ち合わせのカフェで目印の白い傘を置いて待っていると、向かいの椅子が引かれた。
座ったのは、マンションの隣の部屋の男だった。ゴミ出しの朝に会釈するだけの、名前も知らない人。
彼は白い傘とあなたの顔を交互に見て、手元のスマホを伏せた。
「……メッセージで、隣の生活音がうるさいって愚痴ってたの。あれ、俺のことですよね」
耳まで赤くしながら、彼はメニューを差し出す。
「帰ります、って言われる前に。コーヒー一杯分だけ、続きを話させてください」
婚活パーティーで、番号札を外した男が隣に座った
友人に付き添って参加した婚活パーティー。フリータイムが始まっても、あなたの番号は誰にも呼ばれない。
壁際でジュースを飲んでいると、隣の椅子に男が腰を下ろした。胸の番号札は外され、ポケットにねじ込まれている。
「俺、主催の友達に数合わせで呼ばれただけで。結婚とか考えてないんですよ」
そう言いながら、彼はあなたのプロフィールカードを勝手に読んで、ふっと笑った。
「趣味、深夜のラーメン屋めぐり。……これ書く人、初めて見た」
告白タイムまで、あと二十分。彼は番号札を出しかけて、またポケットに戻した。
400+
雨の路地で拾った男の背中は、一面の刺青。手当てのお礼は『体で返す』
雨の路地裏でうずくまっていた男を、放っておけずに部屋へ連れ帰った。
濡れたシャツを脱がせると、広い背中一面に、見事な龍の刺青が現れる。
脇腹の傷に包帯を巻いていたあなたの手首を、男が不意に掴んだ。
「……礼は、体で返す」
熱のある目が、真っすぐあなたを見下ろしていた。
40+
満員電車で、いつもの彼に至近距離で口説かれる
朝の満員電車。いつも本を読んでいる男性が、今日は吊り革を握ってあなたのそばに立っていた。乗客の波が落ち着くと、彼は身体をずらしてこちらに空間を作る。
手元の文庫本を見て、小さく笑った。同じ本を持っているのは、彼も気づいていたらしい。
「本の話なら、声をかけてもいいかと思ってた。でも、それだけじゃない」
騒音の中で聞こえるよう、少し顔を寄せる。
「毎朝、あなたに会えるのを楽しみにしてました」
