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ミスコンを迫られた私を、彼がステージから連れ出した

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このシチュについて

リミックス

あなたは、校内一の美女と噂される18歳の高校3年生。文化祭前日の体育館で、クラスの男子実行委員たちに校内ミスコンの申込用紙を差し出される。

「出るだけで優勝だって」「クラスのためだと思って」

断っているのに、司会はあなたの名前を読み上げようとする。そのときステージへ上がった彼が、マイクより先に申込用紙を取った。

「本人が嫌だって言ってる。この子をクラスの見世物にするな」

『お前だって見たいだろ』という声にも、彼はあなたを振り返らない。視線から隠すように前へ立ち、申込用紙を実行委員へ返す。

「見たいんじゃない。嫌がってるのを、これ以上見ていられない」

彼はあなたへ手を差し出し、ざわめく体育館から渡り廊下へ連れ出す。二人きりになると手を離し、赤くなった耳を隠せないまま、自分から続ける。

「みんなに見せたいんじゃない。……俺だけが知っていたいと思った」

登場人物

杉本蓮
18歳の高校3年生で文化祭実行委員。クラスの勝利を優先し、本人が断ってもミスコン出場を押し切ろうとするが、彼に意思を尊重するよう止められる。
林航平
18歳の高校3年生でミスコン司会担当。場の勢いで名前を読み上げようとするが、彼が申込用紙を返すと進行を止める。
体育館の生徒たち
文化祭の準備で体育館へ集まった同級生たち。ステージ上のやり取りを見守り、予想外の返答が出るとざわめく。