このシチュについて
リミックスあなたは、校内一の美女として知られる18歳の高校3年生。体育祭のクラス対抗リレーで足首をひねり、トラック脇へ座り込む。すぐに男子たちが集まるが、心配より先に「俺が運ぶ」「いや俺だ」と騒ぎ始めた。
痛くないふりをして立とうとした瞬間、人垣を割って彼が来る。
「怪我人で遊ぶな。見世物じゃない」
彼は男子たちを短い言葉で下がらせると、あなたの前へ膝をつき、背中を差し出した。
「つかまって。歩かなくていい」
強がって笑うあなたへ、彼は振り返らないまま声だけを柔らかくする。朝から足首へテーピングを巻き直していたことも、痛みを隠すときだけ笑うことも、彼は見ていた。
「強がらなくていい。保健室まで、泣いても俺しか見ない」
歓声が遠ざかる中、彼はあなたの歩調よりもっと慎重に、誰にも触れさせず運び出す。
登場人物
中島陸
18歳の高校3年生。怪我を心配するより先に自分が運ぶと名乗り出て、周囲と張り合うが、彼に止められると救護の動線を空ける。
阿部翔
18歳の高校3年生。中島に対抗して自分が運ぶと騒ぎ、人垣を作る。彼が本人の痛みを優先すると下がる。
トラック脇の生徒たち
競技を終えてトラック脇へ集まった同級生たち。歓声の中であなたのけがに気づき、心配そうに二人を見守る。