後宮の寝所で、冷酷な皇帝が下働きの私を呼び止めた
このシチュについて
リミックス妃たちの誰も召されない夜が、もう三月続いている後宮。灯りを替えに寝所へ入った下働きのあなたを、冷酷と噂の皇帝が呼び止めた。
「そこにいろ。……灯りは消すな」
妃を呼ぶべきだと言いかけたあなたを、彼は低い声で遮る。寝台に腰かけたまま、剣を手放さない手がかすかに震えていた。
「他の者がいると眠れぬ。だが、お前の足音は……煩くない」
夜明けの鐘まで、まだ長い。廊下の向こうでは、妃付きの女官たちが寝所の様子をうかがっている。