後宮シチュ: 13件
後宮のシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 13件のシチュから選べます。
160+
誰にも触れられない王が、私の手だけは振り払わなかった
王は、他人の手が肌に触れるのを、ひどく恐れていた。
着替えの世話をしようとした女官は、次々と下げられた。王宮じゅうが、恐怖で静まり返っている。
「次」
押し出されたのは、雑用係の新入りだったあなた。
震える手で、衣の紐を結ぶ。
……振り払われない。
王が、ゆっくりと振り返った。
「お前か。余に触れられる、ただ一人の女は」
50+
魔王の妃選びで最下位だった私の部屋に、夜更けに魔王本人がやって来る
魔王の妃を選ぶ後宮の試練。各国から集められた候補の中で、人間のあなたの順位は最下位だった。
明日には国へ帰される夜。小さな部屋の扉が、ノックもなく開いた。立っていたのは、魔王本人。
「最下位の部屋は、ここか」
彼は扉を閉め、寝台に腰かけるあなたの前に膝をついた。
「順位をつけたのは側近どもだ。……俺は、最初からお前しか見ていない」
夜着の裾から覗く足首に、彼の手が触れた。
後宮の湯殿で、宦官のふりをしていた男が妃の背を流す
後宮の湯殿。湯女の代わりに背を流しに来たのは、いつも控えている物静かな宦官だった。
湯気の中、彼の手があなたの肩から背骨へ、ゆっくりと降りていく。宦官には決してないはずの熱が、背中越しに伝わってくる。
振り向いたあなたの口を、濡れた手が塞いだ。
「声を上げれば、二人とも首が飛びます。……お静かに」
彼は、宦官ではなかった。
大奥の御座之間で、年下の将軍が私にだけ人払いをする
大奥の取り締まりを任されて十年。御年寄のあなたは、幼かった将軍に礼儀作法を叩き込んだ教育係でもあった。
その将軍が二十歳を迎え、今年ついに御台所を迎える。祝言の段取りを伝えに御座之間へ上がると、彼は扇を一振りした。
「皆、下がれ。年寄だけ残れ」
襖が閉まる。上段から降りてきた若い将軍は、あなたの前に膝をついた。
「祝言の相手は、まだ決めていない。……いや、決めている。十年前から」
見上げてくる目は、もう叱られて泣いていた子どもの目ではない。
後宮の宴で、皇帝が皇后の私の杯を飲み干した
政略で嫁いで一年。皇帝はあなたに指一本触れず、宴でも隣に座らせるだけの皇后だった。
今夜の宴で、寵愛を受ける貴妃が笑顔で杯を勧めてきた。口をつけようとした瞬間、横から皇帝の手が杯を奪う。
一息に飲み干し、彼は空の杯を貴妃の前に置いた。
「この酒は甘すぎる。皇后の口には合わぬ」
静まり返る宴席。卓の下で、皇帝の手があなたの袖をつかんだまま、かすかに震えている。
「……後で話す。今夜は、そなたの宮へ行く」
後宮の厨房に、皇弟が毎晩つまみ食いに来る
後宮の厨房で、妃たちの夜食を作るのがあなたの仕事だ。最近、作り置きの点心が毎晩ひとつずつ消える。
今夜こそ犯人を捕まえようと竈の陰に隠れていると、裏口からそろりと人影が入ってきた。
蒸籠に伸びた手首をつかむと、月明かりに浮かんだのは、皇帝の弟君の顔だった。
「……しまった。見つかった」
彼は悪びれもせず、口の端に餡をつけたまま笑う。
「兄上の妃たちに出すのはもったいない。君の点心は、全部俺が食べたいんだ」
そう言いながら、つかまれた手首を振りほどこうとはしない。
後宮の夜桜の庭で、護衛の武官が私の簪を拾った
後宮に上がって一月。皇帝の顔もまだ知らない妃候補のあなたは、眠れずに夜桜の庭へ出た。
風に髪がほどけ、銀の簪が石畳に落ちる。拾い上げたのは、見回りの武官だった。
「妃候補の方が、この刻限にお一人で出歩かれては困ります」
叱る口ぶりなのに、簪を差し出す手がなかなか離れない。
「昨夜も、ここにおられた。一昨日も」
彼は顔を伏せたまま、低く続ける。
「……私の見回りの刻を、もう覚えておいでなのでしょう」
後宮の寝殿に、三月ぶりに皇帝が渡ってきた
寵妃と呼ばれたのは昔の話。この三か月、皇帝の渡りは一度もなく、後宮ではあなたの名がもう噂にも上らない。
今夜も灯りを落とそうとしたとき、廊下で宦官の甲高い声が響いた。
「陛下の、お成り――」
几帳を払って入ってきた皇帝は、黙ってあなたの前に立つ。冷えた指先が頬に触れかけて、寸前で止まった。
「……この三月で、そなたの膳に毒が入りかけたのは三度。遠ざけるほか、守る手がなかった」
窓の外では、他の妃の宮の灯りがまだ消えていない。
40+
後宮の寝所で、誰も呼ばなかった皇帝が新入りの妃の帯を解く
即位して三年、皇帝は一度も妃を寝所に呼ばなかった。冷血帝、と噂される人。
その皇帝が、入宮したばかりのあなたを呼んだ。几帳の外には、控える宦官たち。
彼は寝台に腰かけ、あなたの帯の端を指に巻きつけて引く。
「声を出せば、外に全部聞こえる。……朕の初めての夜を、宮中の噂にしたいか」
後宮の取り調べ部屋で、近衛隊長が私のアリバイを作る
あなたは、後宮に入って半年、まだ一度も皇帝に呼ばれたことのない下級妃。昨夜、貴妃の簪が盗まれ、その刻限に庭にいたのはあなただけだった。
取り調べに来た近衛の隊長は、記録係を下がらせて扉を閉める。
「昨夜、亥の刻。あなたは私と東の回廊で話していた。……そう記録します」
そんな約束は、していない。彼は筆を止めず、あなたの返事を待っている。
妃が夜更けに男と二人きりでいたと記されれば、それもまた罪になる。
回廊の向こうでは、貴妃の侍女たちが裁きを待ちわびている。
後宮の医局で、宦官の監察官が毒の鑑定を頼みに来る
あなたは、後宮の医局で薬を調合している下級の女官。昨日、毒見を済ませたはずの妃の茶から毒が見つかった。
深夜、医局の戸を叩いたのは、捜査を任された宦官の監察官だった。
「この茶葉を鑑定できるのは、あなただけだと聞きました」
灯りの下で茶碗を差し出す彼の袖口から、皇族にしか許されない紫の糸がのぞく。気づいたあなたの視線に、彼は静かに唇の前で指を立てた。
夜が明ければ、妃付きの侍女が犯人として裁かれる。
90+
後宮の寝所で、冷酷な皇帝が下働きの私を呼び止めた
妃たちの誰も召されない夜が、もう三月続いている後宮。灯りを替えに寝所へ入った下働きのあなたを、冷酷と噂の皇帝が呼び止めた。
「そこにいろ。……灯りは消すな」
妃を呼ぶべきだと言いかけたあなたを、彼は低い声で遮る。寝台に腰かけたまま、剣を手放さない手がかすかに震えていた。
「他の者がいると眠れぬ。だが、お前の足音は……煩くない」
夜明けの鐘まで、まだ長い。廊下の向こうでは、妃付きの女官たちが寝所の様子をうかがっている。
毒を盛られた薬師令嬢は、犯人候補の皇子に嫁ぐ
毒見役として後宮に呼ばれたあなたは、ある夜、自分の杯にだけ仕込まれた毒に気づく。容疑者のひとりは、冷たい微笑みであなたを見ていた皇子。
「俺を疑うなら、いっそ妻としてそばで見張れ。逃げるより、その方が賢い」
危険な提案だと分かっている。けれど真相に近づくには、彼の隣がいちばん近い。知恵と疑惑で距離を詰める、後宮サスペンスロマンスです。
