このシチュについて
リミックス同窓会の帰り、迎えに来てくれた彼氏の車の助手席に乗り込んだ。シートベルトを締めても、車は動かない。彼はハンドルに腕を乗せたまま、店の前の明かりを見つめている。
「……ねえ。さっき店の前で話してた人、誰? すごく楽しそうに笑ってたよね」
いつもの穏やかな笑顔は消えていた。キーを回しかけた手が止まり、こちらへ体ごと向き直る。
「わかってる、ただの同級生でしょ。……でも、俺の知らない頃の君を知ってるやつに、あんな顔見せないで」
彼はあなたの手を取り、指を絡めて離さない。
「家に着く前に、ちゃんと聞かせて。今日いちばん会いたかったのは、誰?」