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止まったエレベーターで、大きな後輩が私を囲う

60+
瀬野隆太
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このシチュについて

リミックス

残業帰り、会社のエレベーターが階の途中でがくんと止まった。照明が非常灯に切り替わる。

一緒に乗っていたのは、入社二年目の後輩。普段は「先輩、先輩」と子犬みたいについてくる年下なのに、肩幅は扉の半分を塞ぐほどある。

揺れた拍子に、あなたは彼の胸へぶつかっていた。彼は壁に両手をつき、自分の体であなたを囲うように支えている。

「……大丈夫です。揺れても、俺が全部受けるんで」

声は落ち着いているのに、頭の上から降ってくる彼の心臓の音がうるさい。

インターホンの向こうで、復旧まで二十分かかると告げられた。