離れの茶室で、お茶の先生が『作法の続きです』と襖を閉める

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リミックス

お稽古のあと、離れの茶室に残るよう言われた。

背後に回った先生が、茶筅を持つ私の手を包む。もう片方の手は、帯の結び目を「直します」と言ったまま、少しずつ下へ降りていく。
躙り口の掛け金が、内側から下りた。

「続けてください。手を止めるのは、作法に反します」

声も所作も、いつもの先生のまま。湯を注ぐ手だけが、かすかに震えている。

母屋のほうで、次のお弟子さんの下駄の音がした。