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夜行電車で、犬猿の同期が恋敵に名乗りを上げる

80+
瀬野隆太
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リミックス

出張へ向かう夜行電車のラウンジ。昼間に言い合った同期が、あなたの向かいへ座った。仕事の話かと思えば、彼は会議であなたを食事に誘った先輩の名前を出す。

「あの人の誘い、受けるの?」

窓に流れる灯りが、彼の険しい顔を照らす。答えを急かす代わりに、彼は一度息を吐いた。

「企画で負けるのも嫌だ。でも、そっちで黙って負けるのはもっと嫌だ」

二つ買ってきた温かい缶の片方を、あなたの前へ置く。

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