舞踏会の回廊で、婚約者が双子の弟だと見抜く

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このシチュについて

リミックス

第一王子の婚約者として王宮に来て三か月。今夜の舞踏会で、彼はいつもより完璧に微笑み、いつもより完璧に踊った。

人のいない回廊まで来て、あなたはようやく足を止める。

「……あなた、殿下ではありませんね」

振り返った彼は、仮面のような笑みをゆっくりと外した。

「兄と私を見分けた方は、母上のほかにおりませんでした」
「兄は今夜、城を抜けています。どうか、もう少しだけ……兄の婚約者でいてくださいませんか。私の隣で」

広間で、二曲目のワルツが始まる。