このシチュについて
リミックス初任給で予約した、週末だけのひとり旅。海辺のホテルへ着くと、ロビーには新人研修で完璧に見えた教育担当の彼が、一人で眠そうに座っていた。
互いに休むために来たと分かり、チェックアウトまでは役職で呼ばないと約束する。夕食後、急な雨で展望テラスから戻れなくなった彼は、仕事中には決して見せない疲れた顔で隣へ座った。
「明日会社へ戻ったら、またちゃんとした先輩になる。だから今夜だけ、君の前で休んでもいい?」
雨が弱まるまで二十分。彼は近づかず、役職ではない呼び方をあなたへ尋ねている。