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献血ルームの閉室間際に毎回来る青白い彼が、私の腕だけを見ている

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このシチュについて

リミックス

献血ルームで看護師として働いて半年。閉室五分前になると、決まって来る男性がいる。

青白い顔、季節外れのロングコート。問診票はいつも白紙のまま。そして今夜も、献血はせずに帰ろうとする。

「……今日は、やめておきます」

そう言いながら、彼の視線は、さっきの採血で袖をまくったままの、あなたの腕に落ちていた。

「あなたは、自分の血の匂いがどれだけ甘いか、知らないでしょう」