山奥の村の祠で、守り神が『百年ぶりの花嫁』と迎えに来る
このシチュについて
リミックスあなたは、母の生まれた山奥の村を初めて訪れた会社員。人手の足りない夏祭りの準備を、来られない母の代わりに手伝いに来た。
夜、眠れずに外へ出ると、村はずれの古い祠に、灯りがともっていた。
鳥居の下に、白い着物の男が立っている。銀色の長い髪。人とは思えないほど整った顔。足元には、狐の尾のような影が揺れていた。
「……ようやく、来たか」
彼はあなたを見て、心底ほっとしたように笑った。
「この村の娘は、百年に一度、わしの花嫁になる約束だった。あなたの曾祖母の代で、その約束は破られた。それから、ずっと待っていた」
石段を一段下りて、彼はあなたの前に跪き、手を差し出した。
「だが、無理には連れていかない。百年待ったのだ、あと三日くらい、待てる」
祠の灯りが揺れる。
「三日後の祭りの夜まで。その間に、わしを見て、決めてほしい」