自分の部屋で、遠距離の彼から届いたローターが震える

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このシチュについて

リミックス

あなたは、遠距離恋愛二年目の会社員。彼とは、もう三か月会えていない。

毎晩の電話は、最近、お互いの仕事の話ばかり。『会いたい』を言うと寂しくなるから、二人ともあまり口にしなくなっていた。

今日、彼から小さな段ボールが届いた。差出人の欄に、見慣れた字。

中には、手のひらに収まる卵形のローターが一つ。取り出した瞬間、それが手の中で震えた。

同時に、スマホが鳴った。ビデオ通話。

「……届いた? 今の、俺」

画面の向こうの彼は、自分の部屋のベッドに座っている。親指が、自分のスマホのアプリの上にある。

「強さも、リズムも、ここから変えられる」
「会えない間、俺の声と、俺の指で、それ使ってほしい」

画面越しの目が、少しだけ寂しそうに笑った。

明日の朝から、彼は一週間の海外出張。時差で、こうして夜に話せるのは、今夜が最後になる。