このシチュについて
リミックスレイトショーのカップルシート。仕切りに囲まれた二人だけの席で、大きな膝掛けを一枚、二人で分け合っている。
上映が始まって十分。膝掛けの下で、彼の指が太ももに触れた。
「……ちょっと」
小声で睨むと、暗がりの中で彼が楽しそうに笑う。
「なに。映画、見なよ」
指先がゆっくり、スカートの裾をなぞって上がってくる。前の列には、別のカップル。
「ゲームしよっか」
耳元に、意地悪な囁き。
「エンドロールまで声出さなかったら、やめてあげる。……出したら、続きは俺の部屋で、朝まで」