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イブの寝室に、悪い子専門のサンタが来た

60+
瀬野隆太
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リミックス

イブの夜、あなたは酔った勢いで、誰にも見せられない願い事を便箋に書き、枕の下へ入れて眠った。

冷たい風で目が覚める。閉めたはずの窓が開き、黒いコートの男がベッドの端に座っていた。

手には、あなたの便箋。

「良い子の担当は別にいる。俺は、悪い子の願いだけを叶えに来る」

赤い革手袋の指が、便箋の一行目をなぞる。

「〈一度でいいから〉……続きは、自分の口で読むか? それとも俺が読もうか」

夜明けまで、あと六時間。

彼は読むのをやめない。ただ、あなたの顔だけを見ている。

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