終電のホームで、男友達が「お前に彼氏できたら楽」

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あなたは、大学時代からの男友達と、今も月に一度は飲む会社員。

今夜の合コンは、彼に人数合わせで呼ばれたものだった。帰り道、同じ方向の終電を二人で待っている。

「で、どうだった? お前の向かいの、あの眼鏡」

彼は自販機の缶コーヒーを二本買って、一本をあなたに投げた。

「連絡先、聞かれてたじゃん。いいと思うよ、まじで。真面目そうだし」

プルタブを開ける音が、いつもより大きい。

「お前に彼氏できたら、俺も楽になるわ。夜中の電話とか、もう来ないし」

笑いながら、彼は缶を開けたまま一口も飲まない。電光掲示板を見上げて、もう一度言う。

「……ほんと、よかったじゃん」

終電の到着まで、あと四分。ホームの向こうから、風が来た。