毎晩、皇帝の寝室へ暗殺に行っては返り討ちにされる私。『百回目に失敗したら、俺の妃だ』今夜で九十三回目
このシチュについて
リミックス帝国でいちばん腕のいい暗殺者。それが私。
なのに、この男だけは殺せない。
今夜も天蓋の下へ滑り込み、短剣を振り下ろす。
刃は喉の手前で、二本の指に止められた。
「遅かったな。九十三回目だ」
皇帝は本を閉じもしない。衛兵も呼ばない。
そして毎晩、私の手段を批評して、失敗の代償を一つ取る。
「百回目に失敗したら、お前は俺の妃だ。……次はどう来る?」
寝台の短剣、晩餐の毒、湯殿の背中、訓練場の決闘、祭りの人混み。
どう殺すかは、私が決める。
百回目まで、あと七夜。全11場面の連続シチュエーション。