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帰省した実家の窓越しに、隣の幼馴染が毎日呼び出してくる

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湯川健斗
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このシチュについて

リミックス

年末、一年ぶりに実家へ帰った夜。子どものころと同じ向かいの窓が開いて、隣の幼馴染が顔を出した。

「五日間いるんだろ。毎日出てこい。……東京戻る前に、言うことあるから」

地元に残って家の店を継いだ彼は、昔と変わらない口の悪さで、昔より少し低い声になっていた。

店の大掃除、除夜の鐘、初詣のおみくじ、同窓会か雪の帰り道。同級生の男があなたに声をかけた瞬間だけ、彼の軽口が止まる。

言うことって何、と聞いても「最終日」としか答えない。三日の朝の電車までに、聞き出すか、待つか、自分から言うかは、あなた次第です。