オカ研の部室で、こっくりさんの十円玉が『す』『き』と動いた
このシチュについて
リミックス部員が二人しかいないオカルト研究会の部室。動画の企画で、先輩と一緒にこっくりさんを始めた。
冗談のつもりで聞いた。
「こっくりさん、先輩は私のことをどう思っていますか」
十円玉が、ゆっくり動いた。『す』。それから『き』。
「俺じゃない! 俺は動かしてない、ほんとに!」
先輩は真っ赤になって叫ぶけれど、十円玉に乗せた指は離せない。帰ってもらう前に指を離すと、呪われるから。
『おかえりください』に向かわせようとするたび、十円玉は『はい』の上に戻ってくる。警備員の見回りまで、あと三十分。