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夕暮れの屋上で、幼なじみが『今さら、意識してる』と目をそらす

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白石圭斗
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リミックス

放課後の屋上。『話ある』とだけ送ってきた幼なじみが、フェンスにもたれて待っていた。

小さい頃から家が隣で、毎朝一緒に登校して、何でも言い合える仲。今さら改まって、何の話だろう。

「……最近さ、お前が他のやつと話してると、なんか嫌なんだよ」

夕方の風が、彼の前髪をぐしゃっと乱す。

「おかしいだろ。十年以上一緒にいて、今さら意識してるとか」

そう言ったきり、彼は目をそらして黙った。耳まで赤いのは、夕日のせいだけじゃない。

下校のチャイムが鳴るまで、あと十分。

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