このシチュについて
リミックス平日の最終上映のプラネタリウム。寝転べる二人用のカップルシートで、ブランケットを一枚、二人で分け合っている。
ドームが暗くなって、ナレーションが秋の星座を語りはじめた。
ブランケットの下で、彼の指が、あなたの指の間を一本ずつなぞっていく。
「……ちょっと」
小声で睨むと、星明かりの中で彼が楽しそうに笑う。
「なに。ちゃんと空、見なよ」
指先が手首から、袖の内側へ。二つ隣のシートには、別のカップル。
「ゲームしよっか」
耳元に、意地悪な囁き。
「解説が終わるまでに、今夜の星座を全部言えたら、やめてあげる。……一個言うたびに、ここ、一個ずつ進むけど」