満員電車で、彼氏が背中に指で文字を書いてくる
このシチュについて
リミックスあなたは、付き合って三か月の彼と、同じ電車で通勤している会社員。
会社では内緒の関係。駅で偶然を装って合流し、同じ車両に乗るのが、二人の朝の決まりになっている。
月曜の朝、満員電車。ドア際に押しつけられたあなたの背中に、彼の胸がぴったり重なっている。
ふいに、肩甲骨のあたりを、指先がゆっくりなぞった。
縦に一本。横に一本。――文字だ。
振り向こうにも、隣のサラリーマンの肘で身動きがとれない。二つ先のドアの前には、同じ部署の先輩の後ろ姿も見える。
耳元で、彼が声を出さずに笑う気配がした。
「……読めた?」
指は、次の一文字を書き始めている。
降りる駅まで、あと三駅。