紅葉の温泉旅館で、ドSな彼が『仲居さんが夕食を運んでくるまで、浴衣を直しちゃだめ』

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このシチュについて

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紅葉の見頃に合わせて、彼と来た山あいの温泉旅館。

大浴場から戻って、まだ髪も乾かないうちに、和室の窓際で後ろから抱き寄せられた。

浴衣の衿に、彼の指がかかる。少しだけ、肩が出る。

「……ちょっと」

直そうとした手を、手首ごと押さえられた。

「だめ。ゲームしよ」

耳元で、楽しそうな声。

「仲居さんが夕食運んでくるまで、浴衣、直しちゃだめ。……直したら、今夜は朝まで俺の言うこと聞くこと」

床の間の時計は、六時四十分。夕食は、七時。

廊下の向こうで、どこかの部屋の配膳の音がした。