閉店後のカウンターで、バーテンダーにシェイカーを教わる

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通い始めて半年のバー。閉店後の片づけを手伝う常連は、もうあなた一人だけになった。

「振ってみる?」

渡された銀のシェイカーは、思ったより冷たくて重い。

背後に回った彼が、あなたの手の上から自分の手を重ねる。

「力入れすぎ。手首じゃなくて、肘から」

耳のすぐ後ろで、低い声が拍を数える。氷の音が止んでも、彼の手はなかなか離れない。

「……上手。もう一回、最初から」