このシチュについて
リミックス放課後、急に降り出した雨。傘を忘れたあなたが昇降口で立ち尽くしていると、クラスの男子が「駅まで入っていく?」と傘を差し出してくれた。
頷きかけた、そのとき。
校門のほうから、幼馴染の彼が走って戻ってきた。髪も制服もびしょ濡れで、手には自分の傘を握ったまま。
「……悪い。こいつ、俺と帰るから」
クラスの男子が去ったあと、彼は濡れた前髪をかき上げて、気まずそうに目をそらす。
「先に帰ったと思ってた。……でも、あいつの傘に入るのは、なんか嫌だった」
傘は一本。駅までは、いつもの道で十分。