このシチュについて
リミックス聖女として各国の首脳会議に出席するのは、明日から七日間。同行できるのは神官だけで、婚約者の王子は留守番だ。
出発前夜、神殿の控室を開けると、部屋の隅で彼が膝を抱えていた。その背中から、うっすらと黒い靄が立ちのぼっている。
「七日も会えないなら、僕は闇に堕ちる。本気だよ」
燭台の火が、靄に煽られてぱちぱちと揺れた。
「……堕ちてほしくなかったら、出発までに僕を説得して。手段は問わない」
聖女として各国の首脳会議に出席するのは、明日から七日間。同行できるのは神官だけで、婚約者の王子は留守番だ。
出発前夜、神殿の控室を開けると、部屋の隅で彼が膝を抱えていた。その背中から、うっすらと黒い靄が立ちのぼっている。
「七日も会えないなら、僕は闇に堕ちる。本気だよ」
燭台の火が、靄に煽られてぱちぱちと揺れた。
「……堕ちてほしくなかったら、出発までに僕を説得して。手段は問わない」