王宮の舞踏会で、王子がコンビニの入店音を口ずさむ

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このシチュについて

リミックス

異世界に転生して二十年。前世の記憶のことは、誰にも話したことがない。

王宮の舞踏会で、あなたは誰とも踊らず、バルコニーで息をついていた。

背後で聞こえた鼻歌に、思わず振り返る。前世で毎日のように聞いた、コンビニの入店音。

そこにいたのは、完璧な王子として知られる第二王子だった。

「今の、分かった? ……やっぱり。君も、向こうの人だ」

にやりと笑って差し出された手袋の指先が、わずかに震えている。