このシチュについて
リミックス友達に泣きつかれて、今夜だけ合コンの人数合わせに行くことになった。彼氏にはちゃんと話してあるし、『いいよ、楽しんできて』とも言われていた。
出かける直前の玄関。靴を履き終えたところで、彼の指がニットの襟元を軽くつまむ。
「やっぱり、一個だけお願い」
「見えるとこに、ひとつだけ。俺のって分かるやつ、つけさせて」
指はそれ以上動かず、襟をつまんだまま止まっている。
「……だめなら、だめって言って。ちゃんと我慢するから」
友達に泣きつかれて、今夜だけ合コンの人数合わせに行くことになった。彼氏にはちゃんと話してあるし、『いいよ、楽しんできて』とも言われていた。
出かける直前の玄関。靴を履き終えたところで、彼の指がニットの襟元を軽くつまむ。
「やっぱり、一個だけお願い」
「見えるとこに、ひとつだけ。俺のって分かるやつ、つけさせて」
指はそれ以上動かず、襟をつまんだまま止まっている。
「……だめなら、だめって言って。ちゃんと我慢するから」