このシチュについて
リミックスバスケ部のマネージャーとして迎えた、他校との練習試合。片付けの途中、相手校の主将に声をかけられた。
「よかったら、連絡先教えてくれない?」
スマホを出しかけたところで、手首をつかまれる。同じ部の、幼馴染の彼だった。
「すみません。こいつ、片付けあるんで」
体育館裏まで連れてこられて、ようやく手が離れる。彼は汗も拭かずに、壁にもたれてしゃがみこんだ。集合の笛まで、あと五分。
「……何やってんだろ、俺。お前が誰と連絡とろうが、関係ないのにな」
顔を上げない彼の耳が赤い。
「でも、あいつに教えるなら……先に、俺の話聞いて」