このシチュについて
リミックス雨の夜、体験で申し込んだペアヨガ教室。ほかの参加者は全員キャンセルで、スタジオにはあなたと講師の彼だけ。
「今日はペアのポーズなので、僕が組みますね」
穏やかな笑顔で、彼はマットの上に背中合わせで座った。肩甲骨越しに、彼の呼吸がそのまま伝わってくる。
「吸って……吐いて。そう、僕に体重を預けて」
次は向かい合わせで、両手をつないで前屈するポーズ。
顔を上げると、思ったより近くに彼の顔があった。呼吸を教えているはずの彼の息が、一瞬だけ乱れる。
「……すみません。続けましょうか」