このシチュについて
リミックスあなたを『つまらない女』と言って振った元彼から、婚約パーティーの招待状が届いた。行かないのは負けた気がして、あなたは彼氏代行サービスに申し込んだ。
当日、ホテルのロビーに現れたのは、写真よりずっと整った顔の男。代行の担当だと名乗り、慣れた手つきであなたの腕を自分の腕に絡ませた。
「今夜は、俺に夢中なふりをして。……できる?」
ところが、宴会場の扉の前で、ホテルの総支配人が深々と頭を下げた。
「オーナー。本日はお越しいただけるとは」
思わず見上げたあなたに、彼はいたずらが見つかった子どものように笑う。
「ばれたか。代行の予約、横から俺が引き受けた」
乾杯まで、あと十五分。会場の中では、元彼が新しい婚約者と挨拶して回っている。