このシチュについて
リミックス飲み会の帰り、終電を逃したあなたは親友にメッセージを送った。迎えに来たのは、親友ではなく、その兄。
「妹は寝てる。起こしたくなかった」
妹のことしか話さない、妹のためなら何でもする。そう有名な、親友の兄。車の助手席に乗ると、彼はエンジンをかけないまま言った。
「妹の大事な友達だから、ずっと手を出さなかった」
シートベルトを締めようとしたあなたの手を、彼が押さえる。
「……でも、妹より先に君のことを考えた夜は、もう数えきれない」
助手席のスマホに、親友から『兄ちゃん、ちゃんと送ってくれた?』と通知が光る。