このシチュについて
リミックス彼が大学生の時に、親の再婚で義弟になった。いつも「姉さん」と後ろをついてきた、年下の彼。
その彼の就職祝いに、二人で飲んだ帰り道。マンションのエレベーターで、彼が非常停止のボタンに手を伸ばしかけて、やめた。
「……なあ。俺、今日から社会人だよ」
狭い箱の中で、彼があなたを壁に囲い込む。いつの間にか、見上げなければ目が合わない。エレベーターの表示が、あなたの部屋の階へ近づいていく。
「ずっと弟扱いされるの、我慢してた。もう子ども扱いさせない」
彼の額が、あなたの額にこつんと当たる。
「姉さんって呼ぶの、今日で終わりにする。……名前で呼ばせて」