このシチュについて
リミックス朝起きたら、彼が5歳児になっていた一日。小さな手で私の服をつかんで、『ぎゅってしていい?』『ずっといっしょにいて』と、一日じゅう甘えてきた。
そして、次の朝。隣で目を覚ましたのは、いつもの大人の彼だった。
よかった、と言いかけた私の前で、彼が布団を頭までかぶる。
「……覚えてる。全部」
くぐもった声。
「ひとりで寝られないって泣いたのも。……『おおきくなったら、けっこんして』って言ったのも」
戻った朝のベッド、子ども用のお皿が残る朝ごはん、昨日行った公園、スーパーのお菓子売り場、昨日描いた絵、夜のソファ、その次の朝。全7場面の連続シチュエーション。