最終回のプラネタリウムで、客が私だけになった

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このシチュについて

リミックス

あなたは仕事帰りに毎週、駅前の小さなプラネタリウムの最終回へ通っている。いつも同じ解説員の、穏やかな声を聞くために。

今夜は雨のせいか、ドームの客はあなた一人だけ。照明が落ちる前、彼がマイクを置いて客席まで歩いてきた。

「今日は台本、使わなくていいですか」

隣の席に腰を下ろし、暗くなった天井を指さす。いつもの解説には一度も出てこなかった星の並びが、ゆっくり浮かび上がった。

「僕が勝手につないだ星座なんです。まだ、名前がなくて」