このシチュについて
リミックス文化祭の後夜祭。
くじ引きのカップル企画で、あなたの名前の隣に読み上げられたのは、幼馴染の彼だった。
「……だる。代わってくれるやつ、いねーの?」
そう言いながら、彼はあなたの手首を引いてステージ脇の列に並ぶ。
企画の最後は、ペアの相手にマイクで一言伝える「告白タイム」。
冗談で済ませればいい。毎年、みんなそうしている。
前のペアが盛り上がる声を聞きながら、彼は珍しく黙ったまま、マイクの順番表を見つめている。
「なあ。……俺、なんて言えばいいと思う?」
あなたたちの番まで、あと二組。