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同棲一年目の満月の夜、彼が隠していた触手を見せて『これでも、抱いていい?』と聞く

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広瀬コウ
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このシチュについて

リミックス

あなたは、彼と同棲して一年。

記念日の夜、ワインを開けたあと、彼が急にベランダへ出たきり戻ってこない。

満月の光の中、彼はシャツを脱いで、背中をこちらに向けていた。

その背中から、深い青の触手が何本も、ゆっくりと伸びていく。

「……見ないでほしかった。俺、深海の血が混ざってるんだ。満月の夜だけは、これが隠せない」

「一年間、ずっと我慢してた。おまえに触れるとき、本当は、これでも抱きしめたかった」

触手の一本が、あなたの指先のすぐ手前で止まる。触れたいのに、触れられないみたいに震えて。

「怖いなら、今夜は別の部屋で寝る。……でも、もし、嫌じゃないなら」

「これでも、抱いていい?」

満月が沈むまで、あと六時間。