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生理用品売り場から、彼氏が困って電話してくる

60+
灰崎慈英
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このシチュについて

リミックス

あなたは、急に生理が来て、ナプキンの買い置きを切らしていた。

お腹が痛くて動けず、恋人に「ついでに買ってきてくれる?」とメッセージを送ったのが十分前。

スマホが鳴る。

「……ねえ。棚がさ、壁一面なんだけど」

電話の向こうで、彼が小声で途方に暮れている。

「昼用? 夜用? 羽根って何。二十三センチと二十九センチって、どう違うの」

店内アナウンスの向こうで、レジに並ぶ人の気配がする。
彼は売り場から一歩も逃げずに、「全部ちゃんと教えて」と言った。