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耳の聞こえないクラスメイトが、筆談ノートに私にだけ本音を書く

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このシチュについて

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クラスの彼は、耳が聞こえない。

授業はノートテイクと補聴の機器で受けていて、休み時間は、いつも一人で窓の外を見ている。話しかけるクラスメイトは、だんだん減っていった。

席替えで隣になった日、私は自分のノートの端に書いて、そっと滑らせた。

『よろしく』

彼は少し驚いた顔をして、それから、きれいな字で返してきた。

『よろしく。……みんなに聞かれる前に言っとく。耳のことは、生まれつきじゃない』

ペンが止まって、もう一行。

『理由は、まだ誰にも話してない』

次の席替えまで、一か月。