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熱を隠して出かけようとした朝、玄関で彼が私の靴を隠していた

70+
白石圭斗
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このシチュについて

リミックス

少し熱があるのを隠して、いつもどおり出勤しようとした朝。玄関に、私の靴がない。

振り向くと、彼が靴を背中に隠して立っていた。もう片方の手には体温計と、私の会社宛ての欠勤連絡を打ち終えたスマホ。

「送信は、君が押して。……押さないなら、靴は返すけど、駅まで俺もついてく」

画面を差し出す彼の手が、少しだけ震えている。