このシチュについて
リミックス日曜の夕方。キッチンで夕飯を作る彼氏の背中に、私はさっきからくっついている。
つまみ食いをして、脇腹をつついて、エプロンの紐をほどいて。
「危ないって」と笑う彼の反応が楽しくて、やめられない。
三回目に紐をほどいた、そのとき。
彼が黙って、コンロの火を止めた。
振り向きざまに手首を取られて、背中が冷蔵庫に当たる。見下ろしてくる目は、さっきまでの困り顔じゃない。
「火、止めたよ。……これで、両手が空いた」
鍋の中で、煮込みがまだ小さく音を立てている。
日曜の夕方。キッチンで夕飯を作る彼氏の背中に、私はさっきからくっついている。
つまみ食いをして、脇腹をつついて、エプロンの紐をほどいて。
「危ないって」と笑う彼の反応が楽しくて、やめられない。
三回目に紐をほどいた、そのとき。
彼が黙って、コンロの火を止めた。
振り向きざまに手首を取られて、背中が冷蔵庫に当たる。見下ろしてくる目は、さっきまでの困り顔じゃない。
「火、止めたよ。……これで、両手が空いた」
鍋の中で、煮込みがまだ小さく音を立てている。