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湖のバンガローで、奥まで入れた彼が動かない

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白石圭斗
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リミックス

初めて二人で泊まる、湖岸のバンガロー。ランタンの下で、奥まで届いたところで彼が腰を止めた。

「朝の船まで、まだだ。達きそうなら、抜く」

声は落ち着いている。それなのに、重ねた腹が細かく震えて、耳に落ちる息だけが先に乱れている。

壁は薄い。隣では、まだ誰かの話し声がする。ドアのラッチは、半分しか落ちていない。

送迎の船は五時。岸の小道に、懐中電灯がひとつ、こちらへ揺れながら近づいてくる。