桜が散れば消える精霊の彼と、最後の春を一緒に過ごす
このシチュについて
リミックスあなたの家の庭には、樹齢百年を超える古い桜の木がある。その木が今年、病に冒され、この春が最後の花になると庭師に告げられた。
満開の夜。縁側で桜を見上げるあなたの隣に、いつの間にか淡い桜色の髪をした青年が座っていた。
「やっと、話しかけられた。……ずっと、君が小さい頃から見てたんだ」
彼はこの桜の精だという。木が枯れれば、彼も消える。
「花が全部散るまで、二週間くらいかな。その間だけ、君のそばにいてもいい?」
夜風が吹いて、花びらが一枚、彼の肩に落ちた。