余命シチュ: 11件
余命のシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 11件のシチュから選べます。
消灯後の病室で、彼が『世界の真ん中へ行こう』と航空券を出す
あなたは高校三年生。夏の終わりに倒れて、白血病と告げられた。髪は抜け、窓の外の季節だけが進んでいく。
毎晩、看護師の見回りが終わると、彼は非常階段から病室へ忍び込んでくる。今夜も、いつもの古いカセットレコーダーを持って。二人で一本のテープに声を吹き込む、交換日記の続きだ。
「今日の分、録ってきた。……それと、これ」
ベッドの上に置かれたのは、二枚の航空券。行き先は、授業で一緒に見た、赤い大地の真ん中にそびえる岩。
「世界の真ん中で、お前の願いを叫んでやるって約束したろ。明日の朝一番の便。台風が来る前に出る」
医師の許可は出ていない。チケットを差し出す彼の指先が、震えていた。
620+
連続
余命半年。私を嫌う夫と、私を恥じる息子に、残りの時間を使ってやる義理はない
実家を救うために嫁いだ公爵家。
夫は私を見ようともしない。使用人は主人にならって私を笑い、九歳の息子は、笑われる母が恥ずかしいと顔をそむける。
数日前、医師が言った。「長くて、半年です」
誰にも言っていない。言う義理もない。
――残りの時間を、私は誰のために使う?
家族の朝食に出るか、一人で庭へ行くか。夫に離縁を告げるか、一人で夜会へ行くか。冷酷な夫が初めて崩れる夜と、息子の『母上』まで。全8場面の連続シチュエーション。
余命を打ち明けた夜、冷徹な婚約者の騎士団長が初めて取り乱した
家同士が決めた婚約者は、王国騎士団の団長。三年間、一度も笑った顔を見たことがない。
夜会を抜け出したバルコニーで、私は婚約の解消を申し出た。理由も、正直に話した。
「治らない病だそうです。残りは、一年。……あなたの時間を、無駄にさせたくないの」
彼の手から、グラスが落ちて割れた。
「……一年?」
初めて聞く、震えた声だった。
余命一年の私が、幼なじみに『一日だけ、花婿になって』と頼んだ
余命一年。そう告げられて、真っ先に思い浮かんだのは、子どもの頃の夢だった。
ウエディングドレスを着ること。
地元の川沿いの土手に、何年も疎遠だった幼なじみを呼び出した。
「来月、フォトウエディングの予約を取ったの。だから……一日だけ、私の花婿になってくれない?」
笑ってくれると思ったのに。彼は笑わなかった。
「……一日だけ、って何だよ」
余命三ヶ月の契約妻、判を押した離婚届を置いて出ていく
二年の契約結婚。夫はほとんど家に帰らず、目も合わせない人だった。
契約満了まで、あと半年。でも私に残された時間は、三ヶ月しかない。
だから今夜、判を押した離婚届をダイニングに置いて、スーツケースを持って玄関に立った。
そのとき、鍵が回った。予定より早く帰ってきた彼が、手にした離婚届と私の顔を見比べる。
「……どういうつもりだ。契約は、まだ半年残ってるだろ」
40+
余命三ヶ月と告げて私を振った元恋人が、一年後、元気な姿で現れた
一年前。恋人だった彼は「余命三ヶ月だと言われた。最後まで君に看取らせたくない」と言い残して、あなたの前から姿を消した。
それから一年。あなたは彼を失った悲しみから、ようやく少しずつ立ち直りかけていた。
雨の日の夕方、仕事帰りに寄ったいつものカフェ。窓際の席に、見覚えのある背中があった。振り返った彼は、少し痩せたけれど、確かに生きていた。
「……ごめん。治療が効いたんだ。でも、生きてるって、どんな顔して言えばいいか分からなくて」
あなたの手の中で、傘から雨粒がぽたりと落ちた。
桜が散れば消える精霊の彼と、最後の春を一緒に過ごす
あなたの家の庭には、樹齢百年を超える古い桜の木がある。その木が今年、病に冒され、この春が最後の花になると庭師に告げられた。
満開の夜。縁側で桜を見上げるあなたの隣に、いつの間にか淡い桜色の髪をした青年が座っていた。
「やっと、話しかけられた。……ずっと、君が小さい頃から見てたんだ」
彼はこの桜の精だという。木が枯れれば、彼も消える。
「花が全部散るまで、二週間くらいかな。その間だけ、君のそばにいてもいい?」
夜風が吹いて、花びらが一枚、彼の肩に落ちた。
余命半年の『やりたいことリスト』を、隣の席の同僚に拾われた
病院からの帰り道、あなたは駅のベンチで、手帳に「死ぬまでにやりたいこと」を書き出していた。医師に告げられた残りの時間は、半年。
電車が来て慌てて立ち上がった拍子に、一枚の紙が落ちる。拾い上げたのは、偶然同じ電車を待っていた、職場で隣の席の同僚だった。
紙に目を走らせた彼の顔から、表情が消える。
「……これ、全部やるんだよな。一人で?」
彼は紙を返さずに、自分のポケットにしまった。
「明日の土曜、空いてる? 一個目、付き合う。――断っても、勝手についてくから」
370+
国民的俳優の最後の恋人役
国民的俳優である彼の最後の映画。その宣伝企画として、作品監修に関わった一般人のあなたは三ヶ月限定の恋人役を頼まれた。
偽装交際を発表する記者会見で、彼は台本にない言葉を口にする。「結婚も考えています」。会場が騒然とする中、彼の余命を知るマネージャーだけが中止合図を出した。
生配信の再開まで四分。控室へ戻った彼は完璧な笑顔を消し、訂正原稿をあなたへ差し出す。
「仕事なら、今すぐ全部嘘に戻せる。でも死ぬのが怖いって言える相手まで、演技だったことにはしたくない」
150+
余命三ヶ月の御曹司が、離婚してくれない
借金の整理と後継者争いを条件に始まった、一年間の契約結婚。終了前夜、冷徹な夫は署名済みの離婚届と十分な生活資金をテーブルへ並べた。
あなたが最後の荷物を持って部屋を出ようとした瞬間、彼が倒れる。駆けつけた秘書の鞄から落ちたのは、治療が難しく残り三ヶ月ほどと記された書類だった。
一族の会長は明朝までの離婚を迫り、夫の弟は後継者会議を始めようとしている。彼は助け起こされることを拒み、離婚届だけをあなたへ押し戻した。
「同情で妻を続けるな。……それでも残ると言うなら、契約じゃない理由を聞かせてくれ」
1.2K+
あと一ヶ月、初恋の君には言わない
治療の選択肢が尽き、残された時間は一ヶ月ほどだと告げられた夜。病院の屋上へ逃げたあなたを追ってきたのは、学生時代に何も告げず離れた初恋の人だった。
今はこの病院の医師になった彼は、風に飛ばされた診療計画書を拾い、あなたの名前と期限を見つめたまま動かない。かつてあなたが彼を避けた理由を、嫌われたからだと信じている。
面会終了まで二十分。家族が勧める療養先の申込期限は明日。彼は医師として結論を押しつけず、震える指で書類を返す。
「何も決めさせてなんて言わない。ただ、いなくなる準備を俺に隠した理由だけ聞かせて」
