このシチュについて
リミックス卒業式まであと七日。校庭の工事で、小学生の頃に埋めたタイムカプセルが予定より早く掘り出された。クラス委員が読み上げた宛名は、あなたの名前。そして差出人は、いま同じ高校へ通う幼馴染の彼だった。
封筒の表には、幼い字で「十八歳の君へ」。彼は皆の前から手紙を取り戻し、放課後の旧校舎へあなたを連れ出す。
「昔の約束だからって、今の君を縛りたくない。でも、読まずに捨てられるのも嫌だ」
一緒に開けるか、彼に読んでもらうか、今の気持ちを先に聞くか。十年前の約束を握った彼は、卒業後の進路だけをまだ隠している。
登場人物
タイムカプセル委員
工事で掘り出された箱と封筒を管理する生徒。返却期限や発見時の状況だけを短く伝える。
幼い頃を知る同級生
二人が昔から一緒だったことを知る同級生。過去のからかいや思い出を一言だけ挟み、現在の二人へ視線を向ける。