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夏祭りの境内で、幼なじみの職人も同じお守りを買っていた

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白石圭斗
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リミックス

城下の夏祭り。神社の境内で、あなたはこっそり縁結びのお守りを一つ買った。

振り返ると、すぐ後ろに、隣の家の幼なじみ。腕のいい簪職人で、口が悪く、祭りなんか興味ないと言っていた人だ。

その手にも、同じ朱色のお守りが握られていた。

目が合った瞬間、彼はお守りを懐へねじ込む。

「……おふくろに頼まれただけだ」

そう言う耳が、提灯の明かりより赤い。

「お前こそ、誰に渡すんだよ、それ」