このシチュについて
リミックスあなたは、恋人と同棲して二年になる会社員。
夜のベランダ。缶ビールを二本持って出てきた彼に、あなたは首を振って、ポケットから小さな検査薬を出した。
「……陽性、だった」
彼は、たっぷり五秒、動かなかった。
それから、缶ビールを二本とも床に置いて、あなたを強く抱きしめた。
「待って。……待って、順番が」
抱きしめたまま、彼の片手が、自分のパーカーのポケットを何度も探っている。
「来月の記念日に、ちゃんと、って思ってたのに」
ポケットの中で、四角い箱の角が、あなたの腰に当たった。